トム・ハンクスにジュリア・ロバーツにフィリップ・シーモア・ホフマン。アカデミー主演賞に輝く3人のトップスター共演で贈る政治ドラマが『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』だ。最初は政治コメディかなって思った。だが、実際に見てみると、ユーモアをまじえながら語られる物語は、意外なほどに骨太。米ソ冷戦時代の舞台裏で起こっていた、1人の破天荒な男によるウソのようなホントのドラマが、今、幕を開ける。
舞台は米ソ冷戦時代の1980年代。トム・ハンクス扮する主人公は、テキサス州選出の下院議員チャーリー・ウィルソンだ。秘書に“チャーリーズ・エンジェル”と呼ばれる美女軍団を従え、大のお酒好きと、どちらかと言えば、楽しく生きることがモットーのお気楽議員。
そのチャーリーが、ある日、目にしたのが、ソ連に攻め入られ、難民で溢れかえるアフガニスタン(以下、アフガン)の現状だ。ブラウン管を通して伝わってくるその惨状を見て芽生えた、ちょっとした良心がキッカケで、彼の人生はもとより、アフガン戦争の行方から、その後の世界までもが大きく変わることになる。





