ドイツ、ロシア、カザフスタン、モンゴルの4か国合作。主演に浅野忠信を配し、50億円もの総製作費を投じ、チンギス・ハーンがモンゴルを統一するまでの半生を描いた映画が、この『モンゴル』だ。本年度の米国アカデミー賞では外国語映画賞にノミネート。惜しくも受賞は逃したものの、ワイドショーなどでも取り上げられ話題を呼んだ本作が、いよいよ公開される。
物語は、部族の頭領イェス・ゲイの息子として生まれたテムジンが、9歳にして父に連れられ、花嫁選びの旅をするところから幕を開ける。イェス・ゲイはテムジンに政略結婚をさせようと目論むが、その道中に立ち寄った村でテムジンは、少女ボルテと運命的な出会いをし、彼女を許嫁として選ぶことに。
だが、その帰路、思わぬ不幸がテムジンを襲う。父イェス・ゲイが毒殺されてしまうのだ。さらに、父の部下にも裏切られたテムジンには、家財を奪われ、命を狙われる身となるなど、過酷な人生が待ち受けていた。が、そうした中、彼に救いの手を差し伸べてくれたのは、少年時代に出会い、兄弟の杯を交わしたジャムカだった。
兄弟のように思い合うテムジンとジャムカ。物語はこの2人が、時に味方となり,時に相対しながら進んでいく。互いに互いのことを認め合いながらも、「両雄並び立たず」の格言が示すように、2人は戦う運命にあるのだ。そして、2人の勝負に、ついに終止符が打たれる日がやってくる──。





