66億人いると言われる人類。もし、自分がその最後の1人となったら、一体なにを思うだろうか──。この映画は、そんな状況下におかれた1人の男が、それでも希望を失わず、人類の再生に向かって、辛く孤独な戦いを続ける様を描いたSF大作だ。
舞台は2012年。人っ子1人いないニューヨークの街に、愛犬サムを唯一の話し相手として生き続けている男ロバート・ネビルがいた。彼は、誰もいない店にマネキンを並べた店で買い物をし、DVDを借り、規則正しい生活を続けている。その一方で、自分以外の生存者を求めて、3年間毎日、無線で呼びかけ続けているが、今のところ返事は1度もない。
人類を絶滅に追いやった災厄は、3年前に起こっていた。ガン撲滅のために開発されたウイルス。それは、最初こそ功を奏すものの、やがて想像を絶する副作用をもたらす。軍のウイルス学者として働いていたネビルは、政府の要請でワクチン開発の陣頭指揮をとるが間に合わず、ウイルスは世界中に広がっていく。
かくして、ウイルスに感染したほとんどの者は死滅。だが、感染でも死ななかった者を待ち受けていた運命は、もっと残酷なものだった──。





