世界のクロサワの傑作時代劇『椿三十郎』。三船敏郎が主演し、敵方の用心棒役を仲代達也が演じたあの名作が、1962年の劇場公開以来、45年ぶりにリメイクされた。
リメイク権を獲得し、製作総指揮に当たったのは『男たちの大和』『蒼き狼』と、立て続けに大作を手がけてきた角川春樹。監督には、『失楽園』『阿修羅のごとく』の森田芳光。そして、監督からの熱いラブコールに応じ、主役を演じたのは、『踊る大捜査線 THE MOVIE2』で興収173.5億円の実写日本映画の最高記録を更新した織田裕二。と、この冬一番の話題を振りまいているのが、この映画だ。
物語は、ある晩、雑木林に囲まれた社殿で、9人の若侍が密談をしているところから幕を開ける。彼らは藩の重職に就く次席家老らの汚職に我慢ならず、意見書を城代家老に差し出していた。だが、それを受け入れてもらえなかったため、今でいう警察庁長官にあたる大目付に進言。大目付から、もっと詳しい話を聞きたいから仲間を集めてくれと言われ、ここに集まっていたのだ。






