『50回目のファースト・キス』に『2番目のキス』と、ここ数年、すっかりラブコメづいているドリュー・バリモアと、『ハルク』に主演して以来、『トロイ』や『ミュンヘン』などの大作・話題作に次々と出演し、人気上昇中のエリック・バナ。そんな2人主演の本作は、ちょっとイカしていて、それでいてピュアな気持ちにもさせてくれる、心潤してくれるラブストーリーだ。
舞台はラスベガス。相手を読むことにかけては天才的な才能を発揮するハック(エリック)は、スゴ腕のポーカー・プレイヤー。勝負では強気だが、プライベートでは人に深入りせず、女性とも後腐れのない関係ばかりを続けている。そんなハックが出会うのが、歌手になる夢を抱いてラスベガスに出てきたばかりのビリー(ドリュー)。
常に相手の裏ばかりを読んできたハックと、感情がすぐに顔に出るビリーは、正反対の性格ながら惹かれ合う。しかし、ハックの何気ない裏切り行為が、ビリーの心を傷つけてしまう。
一方でハックは、目前に迫ったポーカーの世界大会に出場するために、日々、奮闘していた。彼にはこの大会に出場し、どうしても勝ちたい相手がいたのだ。その相手とは、ポーカー界の伝説的なプレイヤーで、かつて自分と母を捨てた実の父であった──
映画はのっけから、イカしたセリフが満載だ。とりわけ目を引くのが駆け引きの数々。質屋にモノを売るのも、女の子をナンパするのも、そこには常に鋭い洞察力と、相手の興味を惹き付ける話術があるのだ。
だが、その駆け引きも、マジな恋の話となると一筋縄には行かない。ポーカーで相手を読むのは天才的で、ナンパするのも天才的でも、こと本気モードとなってしまうと、勝手が違ってくるのだ。





