1970年代後半から80年前半にかけて活躍し、短期間で世界を魅了。今なお、多くのアーティストに影響を与え続けている伝説のバンド「THE POLICE(以下、ポリス)」。そのドラマーであるスチュアート・コープランドが、自ら撮影した8ミリフィルムの映像をもとに、ポリスがスターダムにのし上がっていく様子を綴ったドキュメンタリー映画が上映される!
ポリスは、バンドのカリスマ的存在で、ヴォーカル・作曲・ベースを担当するスティングと、驚愕のギター・テクの持ち主アンディ・サマーズ、そして、バンド創設の立て役者でドラマーのスチュアートの3人によるバンド。結成は77年1月だが、当初のギタリストは別の人間。途中からアンディが加わったことで、スティングの才能に火がつき、ヒット街道を爆心するようになった。
本ドキュメンタリーは、そんなポリスの軌跡を、レコード店でサインをするようなドサ回りの頃から追いかけたファン垂涎の逸品だ。「バンドがちょっと有名になった78年に買った」という8ミリカメラで撮った映像には、スチュアートにしか撮れないような貴重なカットが次々と登場する。見どころはまさに、そうした貴重な映像の数々。
例えばそれは、若かりし3人の“ヤンチャ”な表情であったり、彼らを支えたスタッフのユーモアたっぷりのトークであったり、ファンの熱狂ぶりであったり。手持ちの8ミリカメラで撮られた映像は、まるで当時の空気をも真空パックにして閉じこめてしまったかのようにリアルで、臨場感に満ちあふれている。 その中には日本ツアーのため、81年に来日したときの映像も収録されている。今はきっと、いいお母さんになっているであろう女の子たちが、熱い視線を投げかけ、ポリスの3人を追いかける映像を見て、「あ、私も」「オレも」と、当時熱狂していた頃の自分を思い出す人も多いだろう。
ちなみにこの時は、ちょうどバレンタインの季節で、3人は日本のファンの女の子から山のようなプレゼントをもらったとか。「20年以上経った今でも、まだあのときのチョコを消費するのに必死なんだ」とスチュアートは、ウィットをまじえて語っている。





