マフィアに潜入した警察官と警察に潜入したマフィア。互いに素性が割れたら“ジ・エンド”という命がけの任務に就く2人の男の姿を描いた、手に汗握るサスペンスドラマが誕生した。
ベースとなったのは、2002年に公開された1本の香港映画『インファナル・アフェア』。香港のみならず、アジア諸国で大ヒットを飛ばしたこの映画のリメイク権をめぐって、ハリウッドでも争奪戦が繰り広げられた。途中、「ブラピ主演で映画化」など、幾つものニュースが飛び交う中、最終的にリメイクに取り組んだのは、監督マーティン・スコセッシ、主演レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモンという最強チーム。
舞台はボストン南部。貧困と犯罪が渦巻くこの街で生まれ育った2人の男が主人公だ。1人は、ディカプリオふんするビリー。犯罪者の一族に生まれた彼は、自らの生い立ちと決別するために警察官を志すが、その生い立ちを買われ、最初に命じられた任務が、この街を牛耳るアイルランド系マフィアのボス・コステロへの極秘潜入捜査。一方、デイモンふんするコリンは、幼い頃からビリーが潜入捜査をすることになるコステロに目をかけられ、彼のスパイとして警察官を志願する。
片や警察からマフィアに送られたスパイのビリー。片やマフィアから警察に送られたスパイのコリン。2人はそれぞれ危険と隣り合わせで、知り得た情報を横流し。ビリーがコステロの極秘取引の情報を警察に流せば、コリンがいち早くその情報をキャッチし、コステロに知らせ、忍び寄る捜査の手から逃していく。
最大の見せ場が、こうした命がけの駆け引きの数々だ。とりわけハラハラドキドキさせるのが、警察もコステロも、自分たちの組織内に“ネズミ”が紛れ込んだことを察知する物語の後半。ネズミをあぶり出すためのワナが仕掛けられる中、死ぬか生きるかのギリギリの駆け引きが繰り広げられていく。




