つぶらで、すがるような瞳をしたキュートな子ブタ。まず、その映像に胸がキュンとなった──。映画『シャーロットのおくりもの』は、全世界で4500万部を売る、同名ベストセラー児童文学を映画化したファンタジー。が、児童文学といって侮るなかれ。この映画には、我々大人のチョットかさついた心をも潤してくれる愛が、いっぱい詰まっているのだ。
舞台となるのはアメリカの、どこにでもありそうな田舎町。ある日、農家のエラブル家で11匹の子ブタが生まれる。だが、困ったことに母ブタのお乳は10個しかない。このままでは育たないだろうと、一家の父親は子ブタをあやめることを決意。それを救ったのは娘のファーンだった。
物語は、この少女ファーンと、彼女が救った子ブタのウィルバー。そして、ウィルバーと仲良くなるクモのシャーロットを中心に展開する。ウィルバーが暮らすことになるのは、エラブル家の向かいの家の納屋。ここで馬や牛といった動物と友だちになるウィルバーは、ある日、自分がハムにされる運命であることを小耳に挟み、愕然とする。「人間が好きなのはブタじゃなくてブタ肉なんだよ」と。
こうして、すっかり落ち込んだウィルバーを勇気づけたのは、一番仲の良い友だちであるクモのシャーロット。彼女はウィルバーに、「私があなたを守ってあげる」と言うのだった。そして、その言葉通りシャーロットは、ウィルバーを守るために、小さな奇跡を起こしはじめる……。





