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エラゴン 遺志を継ぐ者〜少年が綴ったファンタジーを世界屈指の視覚効果で映画化

2006年12月14日

 『ロード・オブ・ザ・リング』に『ナルニア国物語』。これに今夏公開され、興収80億円を記録。今年の邦画NO.1ヒットとなった宮崎吾朗初監督作『ゲド戦記』を加えた3作品を“世界3大ファンタジー”と呼ぶことは、以前にもこのコーナーで触れてきたところだ。ほかにも、現代のファンタジーとして一世を風靡中の『ハリー・ポッター』や、「世にも不幸なできごと」が原作の『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』など、世界的なベストセラーファンタジーをベースにした映画は枚挙にいとまない。そうしたなか、さらなるベストセラーファンタジーを原作にした映画が登場。それが、この『エラゴン 遺志を継ぐ者』だ。

物語を解説する前に、まずは原作について触れておこう。原作者はクリストファー・パオリーニ。1983年11月17日生まれの彼が、本作の執筆に着手したのは、なんと15歳のときのこと。全3部作の構想を練り、1年をかけて第1部の初稿を書き上げ、さらに1年かけて改稿。それを両親に読んでもらったという。

これを読んだ両親は、そのできに感心し自費出版を決意。1年をかけて改稿や表紙のデザインなどに費やし、初版本が完成する。さらに家族は、そこから1年をかけ自力でプロモーションする。転機が訪れたのは2002年の夏。自分の息子がむさぼるように読んでいたこの本を見た作家が、自身の本を扱っていた出版社クノッフ社に紹介。この会社が3部作すべての出版の権利を手に入れることに。こうして2003年8月に出版されるや、ハードカバー版、ペーパーバック版共々ベストセラーNO.1を記録。NYタイムズのベストセラーリストに87週間連続で載り続けるという偉業を達成しているのだ。

気になる物語は、森と砂漠と山脈に彩られた国、アラゲイジアが舞台。この国はかつて、ドラゴンと心を交わすことができる戦士ドラゴンライダーたちによって、平和な暮らしをおくっていたが、1人のドラゴンライダーの裏切りによって変貌を遂げ、今では裏切り者から邪悪な国王に治まった者により支配され、恐怖政治がしかれている。

そんな折り、農場で暮らす17歳の青年エラゴンは、森で不思議な光を放つ石を発見。この石こそ、世界の命運を握るドラゴンの卵だった。そして、エラゴンもまた、この、国の未来を変えるドラゴンライダーだったのだ。

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