『バットマン』や『スパイダーマン』、『X-メン』など、今やアメリカンコミックは、ハリウッド映画の題材の宝庫だ。そんなアメコミヒーロー映画の先駆けとして人気を博し、「あれば何だ? 鳥だ、飛行機だ、いや、スーパーマンだ!」という名フレーズとともに私たちを熱狂させた、あの懐かしのヒーローが、19年ぶりに劇場に戻ってきた。
新作を紹介する前に、まずは『スーパーマン』のこれまでを振り返ってみよう。スーパーマンの故郷は、高度な文明を誇りながらも滅びてしまったクリプトン星。本名をカル=エルと言い、父ジョー=エルの手によって、赤ん坊のときに彼だけが宇宙船で逃され、地球にやってきた。育ての親はカンザスの農場で働くケント夫妻で、メガネをかけ新聞社で働くクラーク・ケントは、育ての親から付けられた名前だ。
普段の彼はデイリー・プラネット社で働く新聞記者。しかし、ひとたび事件が起きれば、電話ボックスで変身し、ひとっ飛びで助けに行く。ちなみに、恋人は同僚記者のロイス・レインで、宿敵はレックス・ルーサーだ。
今回の映画では、地球から忽然と姿を消したスーパーマンが、5年ぶりに戻ってくるところから幕を開ける。実は彼は、アイデンティティーを探す旅をしていたのだが、その間に地球の状況は一変。同僚で恋人のロイスは子持ちで婚約者がいるばかりか、「なぜ世界はスーパーマンを必要としないか」という記事を書き、ピューリッツァを受賞。そして、宿敵レックス・ルーサーは、刑務所を出て、再び悪だくみをしている。
スーパーマン、ロイス・レイン、レックス・ルーサーと役者が勢ぞろい。それだけでもグッと来るのに加え、この19年の間に進化した視覚効果により、目が覚めるような飛行シーンが登場したり、恋人とのドラマがあったりと、見どころも満載。監督は『X-メン』『X-MEN2』のブライアン・シンガー。その続編の『X-MEN3』の監督オファーを蹴ってまでして、この作品を選んだという。




