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Vフォー・ヴェンデッタ〜『マトリックス』の製作チームが再結集 独裁国家と化した英国が舞台のスリラー

2006年4月13日

圧倒的な世界観で観客を魅了した『マトリックス』。そのプロデューサーであるジョエル・シルバーが製作し、監督のアンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟が脚本と製作で参加。チーフ助監督だったジェイムズ・マクティーグが初監督に挑戦し、エージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービングが出演するという、まさに『マトリックス』の製作チームが再結集して生まれた、ファン垂涎のプロジェクトがこの映画だ。

舞台は近未来のロンドン。アメリカでさえ植民地と化した第3次世界大戦後の世界。イギリスは独裁国家と化すなかで、出歩いてはいけない夜間に外出した労働者階級のイヴィーは、絶体絶命の危機を“V”と名乗る仮面の男に救われる。

その晩イヴィーは、さらにもう1つ目が覚めるかのような光景を見ることになる。案内されるままについていったイヴィーの目の前で、“V”は音楽の調べとともに町の中心にある中央刑事裁判所を爆破したのだ。

“V”役を演じているのがヒューゴ・ウィービング。普通、この手の映画で彼のように名の通った俳優が出演する場合、仮面をとった素顔のシーンもあるものだが、本作では最後まで仮面をとらない。また、イヴィー役を演じたナタリー・ポートマンは、劇中で頭を丸刈りになるなど、“わがまま”といわれるハリウッドの俳優に対して、一切の妥協がないのが、この作品の大きな特徴だ。

物語の構図は、独裁政府による行きすぎた統制と、その統制に反発する者たちの戦いだ。“反発する者たちの戦い=テロ”と置き換えれば、今日の世界にも通じるテーマだが、本作の原作が生まれたのは1980年代のことで、そのモチーフになったのは、ある有名な政治家による政権であったという。

next:『マトリックス』を彷彿とさせる映像美…

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