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キング・コング〜オリジナル版に忠実なのも魅力! 規模も製作費もドデカイ冒険映画

2005年12月22日

1945年4月7日、当時、世界最大・最強とうたわれた戦艦大和は、約3000人の乗組員とともに九州坊ノ岬沖にて轟沈する。そして2005年──。大和の沈没後、また戦後60年という節目の年の最後を飾る形で封を切られたのが、この映画だ。先週末の12月17日に公開され、興収ランキングでは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にこそ負けたものの、同日初日を迎えた超大作の『キング・コング』を押さえて、堂々の2位に。スタートダッシュを切ったこの映画の魅力に迫る!

物語は、2005年4月6日、1人の女性(鈴木京香)が鹿児島県枕崎の漁港を訪れるところからはじまる。彼女の願いは、60年前の4月7日に大和が沈没した場所に船を出してもらうこと。多くの船長たちが断る中、彼女が大和の乗組員だった内田二兵曹の娘であることを知った1人の男(仲代達矢)が船を出すことに。実は彼もまた、内田二兵曹に面倒を見てもらった大和の乗組員であった──。

原作は、新田次郎文学賞を受賞した辺見じゅんの「男たちの大和」。製作として、本作を完成にこぎつけたのは、辺見じゅんの実の弟・角川春樹だ。角川春樹といえば70〜80年代にかけ、角川書店が発行する書籍を映画化して、本と映画の双方を売るメディアミックスで名をなした人。『犬神家の一族』(76年)、『人間の証明』(77年)をはじめ、薬師丸ひろ子や原田知世主演の映画を数多く製作し、角川映画の基礎を築く。また、自らもメガホンを取り、『天と地と』(90年)では興行的にも大成功をおさめた。

そんな彼が、服役生活を経て、原作や監督以外、ほぼ何も決まっていない状況から企画を始動。反町隆史や中村獅童など、豪華なキャスティングを実現させたり、長渕剛が主題歌を歌うことを発表したりと、多種多様な話題を提供しながら、誰もが見たい映画へと仕立て上げた。

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