ジョニー・デップやオーランド・ブルームと共演した『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、一躍若手のトップに躍り出たのが、イギリス出身の若手女優キーラ・ナイトレイだ。同年にはスマッシュヒットした、ラブ・アンサンブル・ムービーの『ラブ・アクチュアリー』にも出演。さらに、翌年には『キング・アーサー』でヒロインを演じるなど、まだ20歳ながら、今もっともノッている女優の1人。その彼女が新たに挑戦したのは、女性バウンティ・ハンターが主人公のハードボイルド・アクション映画だった。
バウンティ・ハンターとは、逃亡犯や仮釈放中の犯罪者の身柄を拘束するプロの賞金稼ぎのこと。物語は、何不自由ない暮らしをなげうち、生きている実感を求めて賞金稼ぎになった1人の女性を主人公に進んで行く。
「賞金稼ぎになった」と書いたが、実は、タイトルにもなっている主人公のドミノ・ハーヴェイは、実在の人物。1969年に、往年の名作『アラモ』(60年)などに出演した名優ローレンス・ハーヴェイと、ロンドンで活躍するトップモデルとの間に生まれた。親譲りの美貌をもった彼女は、モデルとしての将来を嘱望されるものの、華やかな世界とは対極にある、危険だが、スリルと興奮に満ちあふれ、生きている実感を与えてくれる賞金稼ぎになる。
そんな彼女の人生に目を付けたのが、『トップガン』『トゥルー・ロマンス』のトニー・スコット監督だ。今から10年以上前、ドミノの半生を綴った新聞記事が目に留まり、1週間後には、早くも映画化の話がはじまっていたという。




