ジョニー・デップとティム・バートン監督。これまでに『シザーハンズ』や『スリーピー・ホロウ』といった、ひと癖もふた癖もある映画を作り上げてきた2人が、再びタッグを組んで贈るのは、奇妙キテレツなチョコレート工場を舞台にした、ちょっぴり毒気のあるファンタジー。とにかくこの工場ったら、キテレツなこと極まりなく、工場内にチョコの川が流れていたり、ウンパルンパなる小人族が働いていたりと、ヘンチクリンそのもの。まずは、その内側をのぞいてみよう。
デップ扮するのは、世界で一番大きくて、世界で一番有名なチョコレート工場を経営するウィリー・ウォンカ。だが、ある出来事が原因で、この15年間、工場の門は閉ざされたまま、入った者もいなければ、出た者もいない状態に。なのに不思議なことに、工場からは毎日、大量のチョコが出荷され、飛ぶように売れ、世界中でウォンカ製のチョコとして愛され続けているのだ。
そんなある日、驚くようなニュースが世界中を駆け回る。それは、大量に出荷されるチョコの中に入った、たった5枚のゴールデンチケットを引き当てた子どもたちを、ウォンカの工場に案内するというもの。かくして、チケット争奪戦が繰り広げられ、5人の子どもたちとその保護者が、工場見学のチケットを手に入れるが……。
ここからが物語の見せどころ。選ばれた子どもたちは、食い意地の張ったおデブ少年や、超わがまま娘など、小憎たらしい子どもばかり。そうした中に1人混ざっているのが貧乏少年のチャーリーだ。5人の子どもたちが工場主のウォンカに案内される中で、わがままさや欲望をむき出しにしたがゆえに、思わぬ落とし穴にハマってゆく。はたして、心やさしいチャーリーの行方は?




