『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』と並ぶ、この夏の超話題作『宇宙戦争』がついに公開された。主演トム・クルーズ×監督スティーブン・スピルバーグという、映画界屈指のヒットメーカー2人が、『マイノリティー・リポート』に続き2度目のコンビを組んだ。この映画は、H・G・ウェルズが1898年に発表した火星人襲来の恐怖を描く同名小説が原作。1930年代にはオーソン・ウェルズがラジオドラマ化し、火星人襲来を告げるリアルな放送に、一部の人々がパニックに陥ったのは有名な話だ。54年には映画化もされた。それから半世紀を過ぎ、再び映画化された本作の全貌に迫る。
実はこの映画、公開初日まで徹底した秘密主義がとられてきたことも話題を呼んだ。その最たるものが、6月13日に六本木ヒルズで開かれたワールドプレミア。米国を差し置き、日本での上映が“世界初”お目見えとなり、これに合わせ、監督のスピルバーグ、主演のトム・クルーズ、そしてクルーズの娘役を演じたダコタ・ファニングらが来日。記者会見やイベントにのぞんだのだが、映画の上映会場に入る際には、荷物をすべて預けることを余儀なくされたばかりか、金属探知器を使ったボディチェックまで行われた。
確かに、ここ数年、海賊版対策が急務となっていることもあり、完成披露試写会などへの入場時に、カメラを持ち込んでいないかを調べるケースが増えている。また、上映中に警備員がスクリーン横に立ち、カメラを回している観客がいないか目を光らせていることも。が、今回のように、鞄どころか、携帯電話の持ち込みも禁止され、金属探知器まで登場するのははじめてで、違和感を感じたマスコミ関係者も多かったようだ。
さらに、追い打ちをかけたのが、公開初日まで、映画の批評記事を書かないと約束させられたこと。こうした秘密主義の理由を記者会見で問われたスピルバーグは「(前情報でわかったつもりになるのではなく)映画自体が観客に語りかけるべき」と説明する。




