1996年度の日本アカデミー賞で13部門を独占。その年の映画界の話題を独り占めしたばかりか、社交ダンスブームまで巻き起こした映画『Shall we ダンス?』が、ハリウッドでリメイクされて戻ってきた。実は今、ハリウッドでは、この映画に限らず日本映画のリメイクが一大ムーブメントになっているのだ。
リメイク話に入る前に、まずは映画の内容を振り返ってみよう。オリジナルである日本版は、役所広司扮するサラリーマンが主人公。通勤途中に見かけるダンス教室の美女(草刈民代)が気になり、衝動的にその教室でダンスを習い始めるが、いつしかダンスそのものの魅力に取りつかれていく。ストーリー運びの巧みさにもグッとくるが、それ以上にガツンときたのが、登場人物のキャラ。竹中直人や渡辺えり子といった個性派が脇を固め、しっかりと笑わせてくれるのだ。
となると、気になるのがリメイク版の内容。ハリウッド版では役所広司に代わってリチャード・ギア、草刈民代に代わりジェニファー・ロペスと、正真正銘のトップスターが顔を揃える。それだけでも驚きだが、物語が日本版をほぼ踏襲していることに、またまたビックリ! 竹中直人のカツラがとれる有名シーンまで、しっかりと描かれている。それだけに本作は、日本版を見てから足を運べば、微妙な違いまでわかって楽しめること請け合いだ。




