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マイカーの経済的負担を減らす

2008年5月29日

若者のマイカー離れが進む

若者のマイカー離れが進んでいます。2007年の新車販売台数は3年連続で減り、保有率も2001年をピークに下降しています。クルマを持たない主な理由は「価格・維持費など経済的な理由」が55%、「車庫などの保管場所がない」が40%です。特に若者にその傾向が著しく、「マイカーが欲しい」人の割合は8年前の調査時のほぼ半分、25%にまで急落しています。

年金制度を始め、将来の生活設計に不安を感じる若者の堅実でつつましい暮らしぶりが浮き彫りになってきているようです。

短時間の利用ならカーシェアリング

そこで最近注目されているのが“カーシェアリング”。買い物や家族の送り迎えなど、「いつもクルマを使うわけではないが、たまに近距離の移動で使いたい」という人にとっては、マイカーを持つよりも経済的負担の軽減が図れます。

カーシェアリングの仕組みを運営会社A社の例で紹介しましょう。まずは会員になるために登録料5250円とICカード発行手数料1480円を支払います。登録後の費用は、毎月の基本料金2980円と、利用に応じて15分ごとにかかる160円の利用料、ガソリン代相当として1キロごとに14円を負担するだけです。

利用する場合は、パソコンや携帯電話から予約をして、拠点の駐車場に置いてあるクルマのドアロックをICカードを使って解除し、ダッシュボードに置いてあるエンジンキーで利用します。利用が終わったら同じ場所に返します。料金支払いは指定したクレジットカード決済なので、レンタカーのような窓口での手続きや料金の支払いは不要です。

維持費用は4分の1以上も削減

マイカーは、購入代金、車検整備、ガソリン代、月極め駐車料金、保険料など、保有コストは都内の場合一般に8万円以上にもなります。その点、カーシェアリングは月に1~2万円以下になっているので大幅な負担減と言えます。ただし、カーシェアリングの運営会社の数は現在まだ少なく、3大都市圏など一部の地域でしか利用できないのが欠点です。今後全国に広がればさらに利便性が高まりそうです。

紀平 正幸(きひら・まさゆき)

多摩大学大学院客員教授(パーソナル・ファイナンス)。ライフカウンセラー・心理カウンセラー。

ライフプランにかかわる幅広い分野について、テレビのコメンテーターや、公的機関、金融機関、企業、一般生活者などを対象とした講演、執筆、個別相談を行うかたわら、大学付属病院の精神科病棟で心理カウンセリングのボランティア活動を行っているなど、経済的な問題にとどまることなく心の問題まで人生の生き方全般について関わっている。

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