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カレドニア人の魂(ソウル) ヴァン・モリソン

2007年10月1日

友との再会

先日私の店へ、大学時代の友人であるKがやってきた。その前に会ったのは、私が独立して最初に持った店で10周年パーティーを開いたときだった。彼が祝いの品として、シャンパンのマグナムボトルを持参してくれたのをよく覚えている。それ以来だから、およそ3年ぶりの再会である。

Kはいま、IT関連の企業にいて、いわゆる“SE”という仕事をしているらしい。大学のころは互いのアパートで、安価な酒を飲みつつ、それぞれが持ってきたレコード(正確には貸しレコードから録音したカセットテープ)を朝までかけ合っていた仲だ。そのオトコがずいぶん立派になったものだと、まるで自分がKの親戚であるかのように感心していた。話しはじめのうちは。

ところが、杯を重ねるうちに、Kが私にこんなことを言った。

「おまえの店もwebサイトを開設するとか、mixiに入ってこの店のコミュをたてるとかして、お客さんとネット上で交流したほうがいいぞ」

このコトバに、私はちょっとカチンときた。

この手のハナシは、常連客からもありがたくご忠告いただいているし、飲食店が“ぐるなび”などweb上のサービスを利用することが当たり前になっていることも知ってはいる。しかし私は、そのようなアプローチを一切していない。

バーテンダーの仕事は、目の前にいるお客の顔をつぶさに観察して対応すべきものだと思っている。ネット上でのコミュニケーションをよく知らない私が、その術(すべ)を身につけるには、ある程度の時間がいるだろう。であれば、私はその時間を使って、店でいただいたお客の名刺を整理して、手書きのハガキを書くことに費やしたい。自分勝手な拘泥(どうでもいいこだわり)だが、ずっとそうしてきたし、これからもそうするだろう(ちなみにこの原稿は手書きでFAXしている)。

そんなことを思いながらも仕事中だったので、のらりくらりとかわしながら、むかしいっしょに聴いた音楽のことへ話題は移っていった。お互い洋楽が好きで、情報が少ない当時、それぞれが持ってくるレコード(正確には貸しレコードから録音したカセットテープ)に興味津々だった。Kと話していて想い出した一枚を紹介したい。

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