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ニューヨークのため息 ヘレン・メリル

2007年6月30日

“Rock Night”という名のイベント

ウチの店では毎月第3水曜日の夜、“Rock Night”という名のイベントを催している。数名のDJが、日没から深夜まで一晩中ロックをかけ続けるというもので、かれこれ1年半ほどかかさずやっている。イベントを仕切っているのは、常連客のGさん。

きっかけとなったのは、ある日の晩に私がめずらしくロックをかけたことだった。店では通常、JAZZを中心に会話のじゃまをしない選曲と音量でレコードをかけている。しかしその日の閉店間際は、お客がまばらで常連ばかりだったこともあり、「たまにはいいか」と、大好きなザ・フーなどをふだんより大きめのボリュームで回しはじめた。

Gさんはもちろん、その夜にいた。そして狂喜してしまったのである。「これだよ! これからは大きな音でもっとロックをかけよう!」

たしかにその気持ちはよくわかるのだが、ロックバーじゃあるまいし、そうたびたび大音量でロックをかけるワケにはいかない。今晩はたまたまタイミングがよかっただけで、つぎはいつになるか分からないよ、と返したところ、「じゃあ、月に1回、そういう日を設けようよ!」と来た(Gさんは常にテンションが高い)。これがイベント開催のきっかけである。

その後定番化した“Rock Night”はそこそこ好評であり、その日を目当てに来る人たちも増えてきた。店側としてはウレシイことだが、さすがにぶっ通しでロックを浴びていると、耳だけでなく低音を浴びたカラダも疲れてくる。翌日はなるべく静かに過ごしたい。そんなときに手が伸びるレコードは『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』などである。

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