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■金融リテラシーを高めるためのもう1つのポイントである「投資は勉強しても報われない世界であること」という点については、いかがでしょうか。

 日本人は基本的に勉強好き。受験勉強で勝ってきた人ほど「努力すれば成果が上がる。報われる」と考えがちです。しかし投資の世界には通用しない。マーケットはその人が勤勉かどうかに興味はありません。絶対的な他者として存在し、投資家の心理と関係なく動きます。

個別銘柄の財務分析やチャートの解析など、しても報われるとは限らない。そこに費やす時間とお金はコストであり機会損失です。投資以外にやりたいことがあって、「それを犠牲にしたくない」という人は、インデックス・ファンド(日経平均やTOPIXなどの指標の動きに連動するよう運用する投資信託)に投資してあとは放っておく、というのも立派な戦略です。

橘玲さんへのインタビューは2回の連載です。次回は2月5日(月)に公開します。海外投資の具体的な方法について伺います。

柏崎 吉一(かしわざき・よしかず)

1973年生まれ。編集プロダクションを経て、1998年よりフリーランスに。近年は主に、技術・IT、経営分野の取材、執筆を行っている。

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