このページの本文へ
ここから本文です

腰をすえて本を読むことが市場を見る目をはぐくむ〜東京大学大学院経済学研究科教授 伊藤 元重さん(2)

2007年1月15日

(聞き手:大沢 玲子=フリーライター)

(前回記事はこちら

■分散投資について、もう少し詳しく教えてください。

伊藤 株式取引ならば、業種、産業をバラけて買う。ネット証券を中心に手数料が安価になっています。10万円もあれば気軽にスタートできます。

東京大学大学院経済学研究科教授 伊藤 元重さん

ただ、私が薦めるのは投資信託です。企業業績やマクロ経済の微妙な動きを読むのは容易なことでない。時間もかかります。例えば団塊世代がリタイア後の生活資金を考える場合、資産運用は必須。ならば、プロの手を借りることを考えてもいい。

アメリカをはじめ、投資信託をポートフォリオのメインに置くのが世界の大きな流れ。日本でも、投資信託への資金流入が急増しています。

■投資信託を選択するのは、個別銘柄を選ぶより難しいと言われます。

伊藤 投資信託にそれぞれ点数をつけ、比較するのは至難の業です。なので、目的によって選べばいい。例えば「リスクはなるべく取らない、預貯金より若干高いパフォーマンスを得られればいい」という人は、債券型の投資信託を選ぶ。多少のリスクを許容できるなら、株式を中心に組んだものを選ぶ。

そして、間違っても、金融機関の販売セールスだけを聞いて鵜呑みにしないことです。せめて、いくつかの金融機関を回ってみる。比較検討する作業が大切です。モーニングスターなどの機関が、投資信託の格付けを発表しています。そういった第三者の評価も参考にしましょう。

株や債券だけでなく、不動産投資信託など、投資信託のバリエーションが広がってきています。資金が潤沢ではない個人投資家でも、選択の余地は大いにあるでしょう。

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る