<前編>では、隈研吾が理想とするもの――自然との共生、地域の生活・文化に根付いた建築、街そのものが生活者の“棲家”となる建築といった思想が浮かび上がってきた。では、それらを次々とかたちあるものに変えていく職業人・隈研吾の哲学や流儀とは何か。名を成した建築家はその名に相応しい大規模プロジェクトだけを手掛けるようになる、といった常識が、隈研吾には当てはまらない。「小さいものと大きいものとを両方やる。その往復運動が今の自分には欠かせない」「実は制約だらけの『小さな仕事』こそが、建築家を育てる」と言う。
<前編はこちら>
インタビュー・文=新楽直樹、野口恵
インタビュー写真=surju(Tokyo Buenos Aires)




