
「何の役をやりたいかって?土方歳三ですね」
そんな渡部には、いつか携わりたい作品があるという。
「幕末の頃の話を作品にしたいんです。ただし、セットを組んで撮るのではなく、きちんとしたスケールでできればね。だって幕末って日本が変わる歴史的な戦いじゃないですか。それを安っぽいセットで見せてもダメですよ」
「幕末作品は様々な方が撮っていて、色んな角度からの捉え方がありますが、それを丁寧にきちんと撮れば、きっとおもしろいと思う。日本人として知っておかなくてはいけない時代だと思うし、僕は表現者として、日本の映像文化を世界の人に伝えるには、やっぱり時代劇ではないかと思っています」
「何の役をやりたいかって?土方歳三ですね。大好きですよ。でも、もうできない。年齢的にね。37歳で亡くなった土方の年を僕はもう越えてしまったから」
常に演じる瞬間と格闘している渡部が、次に見せてくれるのはどんな姿なのだろう。
※本文敬称略




