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サブカル王 みうらじゅんに聞く(後編)〜「そこがいいんじゃない」の逆転発想

2006年11月7日

(インタビュー・文=山村 基毅 写真=大賀 佳子)

<前編はこちら

みうらじゅんは自らを、「根がまともな人間」だという。

幼いころは、まっとうな暮らしをし、生活においても王道を歩んでいた。「B級」と呼ばれるものなど、もってのほか。B級映画など見たくもなかったという。

これは、逆に言えば、B級なもの、「サムい」ものを感知する能力に長けているということでもある。

「サムいものが、とにかく嫌いだったんです。ほら、旅行で観光名所なんて行くと、誰が買うのか分からないような土産物が置いてあったりするでしょ。ああいうのを見ると、一瞬にしてサーモスタットが点滅してしまう。そう、サムくなる(笑)」

人一倍サムイものを感知する能力があるみうらは、「勝手に観光協会(名付けて『KKK』)」と称して、各地のご当地ソングを勝手に作ったり、欲しくない土産物を収集したりしている

そうした“まとも”な性格が、ある時期に裏返ってしまう。いや、まともさが裏返るのではなく、「まともが良い」としていた志向が裏返るのだ。

それから、自分の「まともさ」がコンプレックスに変換されてしまったのだ。

 

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