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華道家 假屋崎 省吾に聞く(後編)

2006年7月18日

(インタビュー・文=大橋 希 写真=小川 拓洋)

<前編はこちら

93年、假屋崎が幼いころから「好きなことをやりなさい」と支え続けてくれた母親がパーキンソン病で亡くなる。そして、ほぼ同時期に歌手の美輪明宏と出会ったことが人生の大きな転機になった。美輪の魅惑的な舞台、その美意識や信念を曲げない生き方に感銘を受け、母親を失った孤独も癒されていった。

「美輪さんとの出会いが、いまだに自分自身のパワーの源泉になっている。もちろんそれ以外にも、素敵な出会いはいっぱいあります。人間というのは、仕事というのは、そして生きていくというのはこうでなくちゃいけない、と教えていただく場面もたくさんあります。出会いというのは本当に大切。一度きりで終わってしまう出会いもいっぱいあるから、そのチャンスを自分ではぐくんでいくということですよね。それには感謝する、感動する、あきらめないことでしょう」

假屋崎にとって、「花を生ける」とは「生きる」ということ。自己表現であり、自分がこの世に生きる証と言ってもいい。彼の花教室の生徒たちもまた、それぞれ花とのかかわりによって新しい世界を知り、違う自分を発見していくようだ。

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