(インタビュー・文=山村 基毅 写真=須藤 夕子)
<前編はこちら>
マンガ「北斗の拳」は、もともとの種子は堀江信彦が生み出した。原哲夫、武論尊の手を経て、大輪の花となったのである。
「こんなものをやりたいな、と漠然と考えていたんです。それで原哲夫さんと何度も話し合いましてね。設定や人物のキャラクターなどを作っていき、それから武論尊さんに委ねました。と言っても、こちらは担当編集者ですから、毎週毎週、アイデアは出していきましたよ」
どうも、私たちの思い描くマンガ編集者のイメージといえば、作家のもとを訪れてはしつこく原稿を催促する姿とか、夜の街を作家と飲み歩く姿などだが……。
「そのイメージが間違っている(笑)。もともとマンガ編集者って、かなり作家性を要求されものなんです。原稿取りや酒の付き合いだけするのは二流編集者。マンガ家にコンセプトや原案などを提案できる、ドラマについての善し悪しを判断できる。優秀な編集者は、みんなそうですよ。こんな面白いストーリーがありますよ、こんな面白いキャラクターがいますよ、と話して聞かせ、共に取材にも行って、とにかく一緒に作っていく。そうじゃないと、とてもヒット作なんて作れません」




