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空間プロデューサー 山本宇一に聞く(後編)

2006年1月10日

(インタビュー・文=小松 宏子 写真=須藤 夕子)

<前編はこちら>

世間的な見解としては、「バワリー」「ロータス」の2軒で“山本宇一の路線”を確立し、カフェブームを築き上げたとなるわけだが、当人にはそういった意識はまったくなかった。時代が山本宇一の体内的欲求についてきたといえばいいのであろうか。

「僕らは店を分類するときに、“フィロソフィー”か“昨対”かという言葉をよく使います。僕らの店は、対前年度の売り上げなどを主眼におくフ−ドビジネスではなく、フィロソフィー寄り。だから基本は個人店であるべきだとも思っています。1軒ずつに愛があるんです」

そんな“フィロソフィー”の根底に流れる“店への愛”。これこそが、山本宇一の“作品”すべてを貫くテーマだ。だからこそ、一軒ずつはまったくバラバラでありながらも、全体的に“宇一カラー”を感じさせる店作りが可能になるのだ。

「DEAN & DELUCA」との出会い

一方、HEADSの山本宇一といえば、NYの「DEAN & DELUCA」を日本に誘致し、立ち上げたことでも知られる。センスあふれる雰囲気と品揃えがハリウッドスターたちにも愛されているおしゃれなデリ。現在は運営の母体が別会社へ移ってしまっているが、多くの日本人にとっても憧れだった「DEAN & DELUCA」の進出の橋渡しとなった功績は大きい。

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