(取材・文=坂口 さゆり 写真=大賀 佳子)
だれもが書かなかった「池袋」で小説家デビューを飾り、現代感覚の妙手といわれる作家・石田衣良は、青春ものから恋愛、冒険や経済までさまざまなジャンルを自由に行き来する。『東京DOLL』はそんな彼の、6年ぶりの恋愛長編小説だ。
「最初はバーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』(映画『マイ・フェア・レディ』の原作)のような古典的なお話、自分が完璧に作った人形に恋する男の話を書きたかったんです」
「どういう設定にしようか悩んでいたんですが、『人形』というキーワードがあったので、タイトルはすぐにできました。『東京DOLL』がいいなぁって。キャラクターなど、それ以外は全部後で付け足していったって感じです」




