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発明家 ドクター・中松に聞く(前編)

2005年11月15日

(取材・文=坂口 さゆり 写真=大賀 佳子)

<前編はこちら>

29歳で三井物産を辞めて独立の道を選んだドクター・中松。

「独立して寒風に吹かれないと将来につながっていかないと思ってましたし、苦労は年をとったらできないことですから、20代で独立するしかなかった。私は昔から易しい道と難しい道があれば、難しい道を行くタイプなんです。何かを選択するときはいつも、『選(=選択)難(=難関)楽』といって、難しい道を選んできました。それは77歳の今になっても変わりません」

中松博士は現在、「500もの研究を並行して進めている」と言う。海外出張もしょっちゅうだが、最近の生活は朝6時から深夜0時まで働き、深夜2時に就寝というのがパターンだ。18時間労働なんて否定的な考えはないようで「好きなことしかしてない」から毎日が楽しいと笑う。

これにより、普通の人が使う時間よりも多くの時間を持つ彼だが、昔から一貫して「無駄のない1日を過ごす」ことを心掛けてきたと話す。

「だれにとっても人生は限りがある。短いんです。そんな人生の貴重さを考えて、私は無駄なことはしません。例えば、お酒やたばこは明らかに健康に悪いのでいっさいやりません。また、毎日新しいことにチャレンジしています。リタイアしようなんて思ったこともないし、生涯現役で通していくつもりです」

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