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オフィス北野社長 森 昌行に聞く(後編)

2005年8月9日

(インタビュー・文=安田 裕子 写真=冨永 智子)

<前編はこちら>

『3-4x10月』以降、森は、11の北野作品を手がけることになる。20代後半での最初の出会いからすでに四半世紀が過ぎたという、北野作品には欠かせない強力なパートナーだ。

「知り合ったのは、80年頃だったかな。私はテレビのディレクターをしていて、“たけし軍団”を一緒に作った番組制作チームのスタッフでした。まだ“たけし軍団”という名前すらない初期の頃の話です」

「それ以前は、全盛期の萩本欽一さんや、ドリフターズ、小松政夫さん、伊藤四朗さんなどの番組のADをやっていたんです。萩本欽一さんや、いかりや長介さんには、なにか普通の話をしてはいけないような、神がかり的な威力を感じてました。小松さん、伊東さんは職人的。話しかけることすら、恐れ多いんですよ」

ところが、人気・実力ともに、そうした大御所芸人たちと並び称されていたビートたけしには、別の空気を感じ取ったという。

「たけしさんは迫力もあったし、すでにビッグ・スターでもあったんですが、普通の世間話が気軽にできる人でした。パワーを感じながらも、一方でホッとする雰囲気を持っていたんです。当時は、もうほとんど毎日、たけしさんのマンションに転がり込んで……。よく面倒を見てもらいました」

『座頭市』で北野武は第60回ベネチア国際映画祭「監督賞」受賞した

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