わが家の裏を通っている道路は、一応県道と名前は付いているが、車1台ほどの幅しかない。その道路を辿って、山に向かっていくと、5キロほど先の頂上に鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)という創建1200年を誇るなかなかの神社がある。このコラムでも何回か取り上げたので、ご存知の方も多いだろう。
樹齢300年、500年といった杉の原生林に囲まれ、まさに神域の雰囲気が漂っている。知らない人なら、途中で引き返すであろうと思われる山の中にある。
私もお気に入りだが、いつでも行けると思うと、かえって足が遠のいたりする。先ごろ、春休みで帰ってきていた大学生の息子と、久々に鷲子山上神社にお参りに出かけた。
鳥の神様が主祭神
散歩かたがた歩いて登ったのだが、いつの間にかフクロウの石像が増えていて驚いた。境内は、まさにフクロウだらけである。
1200周年を記念して建てたれた地上7メートルの日本一のフクロウ像は、1カ月ほど前にテレビの「珍百景」に取り上げられた。他にも、苦労を水に流すという水掛けフクロウ、座ると福を呼ぶという福渡しのベンチなどが、人気スポットになっている。奉納された石像はあちらこちらに置かれている。
このところ、「フクロウの神社」として、人気も急上昇のようだ。わが家にいると、裏の県道を山に上がっていく車が増えていることでも分かる。
鷲子山上神社は、天日鷲命(あめのひわしのみこと)という鳥の神様が主祭神である。地元では、古くからキジを大切にしてきたので、フクロウに馴染めない人もいるようだ。わが家の近くの畑にも、夏が近づくとキジのつがいが何組か訪れる。






