NHK総合に「新トーキョー人の選択」という番組がある。社会派トーク番組というものらしい。この間、その番組から取材を受けていた。毎回テーマは変わるが、今回は田舎暮らしをテーマにした番組を作るという話だった。
番組のディレクターが、拙著の『会社を辞めて田舎にGO』(飛鳥新社)と『馬頭のカバちゃん』(日経BP)を読んで、興味をもってくれたらしい。会った時に、2冊の本に付せんがいっぱい貼られていて困った。いや困りはしないが、そんなに真剣に読まれると恥ずかしい。

町名の由来となった那珂川。高台からの眺めは素晴しい
妻の登場に一抹の不安
番組の企画意図は「田舎暮らしはそんなに甘くないぞ」というものだったので、「無責任に田舎暮らしを勧める主義」の私はそぐわないのではないかと思ったが、馬頭での暮らしぶりを取材させて欲しいと言われて、ホイホイと乗ってしまった。私のように「適当な感じでも、結構田舎暮らしは楽しい」と見ている人に感じてもらえれば、「田舎暮らし推進」の一助になるかなと考えたのである。
NHKの取材班は3日間ほど馬頭にいて、私たちの暮らしぶりをあれこれと撮影していった。険しい山に分け入ってのきのこ狩り。雑草だらけの自家菜園での農作業。ロードバイクのトレーニング風景。かつてパート勤めしていたトマトハウス。地元で開かれた野焼祭。さらに、東京での「出稼ぎ」の様子などもだ。

撮影の舞台となったわが家。デッキへの階段は、1年前から踏み板が1段壊れている




