この時期になると、あちらこちらの畑に見慣れない奇妙な植物が顔を出す。地面から突然ツノのような茎がニョキっと飛び出してくる。なにやら不気味な感じさえ漂う。何だろうと訝っているうちに、頭の部分から緑の葉が広がってくる。まるで小さな観葉植物のようだ。北関東なのに変だなあと思っていたら、それがコンニャクだった。その観葉植物のような植木(?)の下に、コンニャクイモが隠されているそうだ。
手間がかかるコンニャクイモ

こうした茎のようなものが、地面から突然のように出てくる
田舎で暮らすようになって、しばらくして教えてもらった時には驚いた。コンニャクといえば、スーパーあたりで、きれいにビニール包装されたものしか知らなかったからだ。馴染み深い食材だし、百数十円で簡単に手に入るので、それまで栽培方法も作り方も気にしたことはなかった。
日本のコンニャクは9割が群馬県で生産されているらしいが、馬頭でも手作りコンニャクは名産だ。農産物直売店には、丸型の刺身用コンニャクが売られていて人気がある。四角くないのは、機械によって成型されてないからだ。
コンニャクは、どうやって作るのか。原料となるのは、コンニャクイモだ。カボチャに小さなツノが生えたような形をしている。初めて見た時には、何なのか見当もつかなかった。このコンニャクイモを栽培するのが、意外に手間がかかる。




