那珂川でのアユ釣りが解禁された。初日の6月1日は日曜日だった上に、前日の雨から一転して見事な晴れとなったので、朝早くから多くの釣り人が出ていた。雨の影響で、水かさが増しやや濁った那珂川だが、ポイントなっている釣り場は大賑わいである。

アユ釣り解禁日の那珂川
アユが消えてしまう?
那珂川は古くからアユの名所として名高い。私が住む那珂川町も、アユ漁が盛んだ。3年前に、那珂川を挟んだ馬頭町と小川町が合併して生まれた町だから、今や町の真ん中を那珂川が流れていることになる。那珂川は、漁業だけでなく、観光、食品など、わが町の経済を支える大きな柱なのだ。
ところが、その那珂川からアユの姿が消えてしまうのではないか、という大問題が起こっている。
原因は、茨城県で実施されている「霞ヶ浦導水事業」だ。霞ヶ浦導水事業は、那珂川と霞ヶ浦と利根川を巨大な地下導水管(パイプ)で結んで、お互いの水を融通しようというものだ。総額1900億円の公共事業で、国土交通省が30年前から始めている。
問題となっているのは、那珂川から水を引き込む時の入口となる「那珂川取水口」である。高さ2.5m、幅50mの取水口が作られる計画となっている。そこから、10キロほど上流には、天然アユのふ化場がある。

地元紙では、「霞ヶ浦導水事業」は1面トップだ




