高校時代の同級生で、大手生命保険会社に就職した男がいる。2年ほど前に「健康支援サービス事業」の会社を、社内起業して現在はその社長を務めている。
「で、健康支援サービスって、なんだ?」と尋ねた。
「健康な生活をおくれるようにアドバイスをしたりするんだ。カウンセラーのようなスタッフを揃えてさ。今までにない業態だから分かりにくいんだ」と、面倒臭そうに彼は答えた。
「あー?それって、もしかして、健康になるからとか言って、変な壺を売りつけるやつじゃないよな」
「そんな訳ないだろう」と彼は、ヤレヤレという感じで仕方なく説明を始めてくれた。

わが家が時々お世話になっている病院。車で10分ほどの距離にある
国が力を入れ始めた予防医療
何か専門的な話でよく覚えていないが、おおよそ次のとおりだったと思う。
医療費の増大に悲鳴を上げている厚生労働省は、なんとかして医療費を押さえ込もうと、予防医療に力を入れ始めている。病気にならないように、国民にスポーツを奨励したり、日本型食生活を薦めたりしているのだ。
その一環として、来年度から中高年たちに病院での健康診断を義務付け、メタボリックシンドロームなど健康に不安が見える人には、医師とか管理栄養士が指導を行うことになるそうだ。健康診断の受診率目標や指導要領なども決まっているらしい。
ところが、今の病院では、指導や相談までは手が回らない。そこで、「健康支援サービス」会社が登場して、指導や相談の部分を受け持つのだそうだ。




