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ロサ・ムンディの宴

2007年11月8日

馬頭の北部に大山田という山深い地域がある。昭和29年に馬頭町に合併するまでは、大山田村として1つの自治体をなしていたから、それなりの集落は残っている。が、辺りはまさに田舎の里山だ。

そんな中に、「ロサ・ムンディ」という洒落たカフェがオープンした。たぶん、馬頭で唯一のカフェである。開いたのは、10年ほど前に東京から馬頭に移住してきたご夫妻である。大山田で、くものこ塾という学習塾を営んでいる。

ロサ・ムンディの室内。高い天井に、古い梁が渡っている

このカフェを集いの場所にしたい

その夫妻が、一念発起し、隣の納屋を借りて改築し、カフェをオープンさせた。築90年ほどの煙草の乾燥小屋を古民家風に改築したもので、落ち着いた素敵な空間が生まれている。

煙草の乾燥場だっただけに、天井が4メートル50センチもある。そこに、古い梁が何本も渡っていた。梁は昔のもので、既にこげ茶色に変色している。新しく柱にした木材も同じ色にしようと、建築屋さんは苦労したらしい。

「ようやく、京都に柿渋を使った塗料があって、高かったけど取り寄せたんだわ」と話していた。

木から掘り出した椅子や手作りのテーブルも温かみを醸し出していた。奥には、展示会場に使えそうな部屋も用意されている。ご夫妻はバラを丹精していて、周囲に200本ほど植えてあるが、ロサ・ムンディというのは、そのなかにあるバラの名前だそうだ。

夜のロサ・ムンディ。床近くに設けられた大きな窓が特徴だ

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