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畑のピーマンは次々と成ってくる。毎朝、あ然とする

最近のわが家の悩みは、ピーマンである。今年は苗をたくさん頂いたので、もったいないとばかりに10本ほど植えてしまった。その後、育ちの悪いもの2、3本は引き抜いたが、他は立派に「生長してしまった」のである。

これが、最盛期を迎えている。2日に1回の収穫でも、30個は下らない。もちろん、直売所では山積みだ。地元の知り合いからも「ピーマンいらないけ?」と電話がかかってくる。「貰い物は断らない」という田舎暮らしの原則も、さすがに揺らいでくる。

このところ、わが家の食卓はピーマンだらけである。ピーマンの天ぷら、ピーマンの肉詰め、ピーマン多めのチンジャオロース、ピーマンと豚肉の味噌炒め、ピーマンとウインナーの塩炒めなどなど。生で細く切って、ごま油と醤油と白ゴマをかけて食べても、結構いける。

近い将来、ピーマンの味噌汁、ピーマンのカレー、ピーマンのピラフ、ピーマンの漬物が登場するのではないかと、息子ともども戦々恐々としている。まさに、ピーマンこわい、の状態である。

さて、オオバやセロリは、どうするか? 申し訳ないが、彼らには畑の一隅で好き勝手に生きてもらうしかない。

2日に1回これだけのピーマンが採れる。家族3人では食べ切れない

オオバはもはや手が付けられない

樺島 弘文(かばしま・ひろふみ)

1956年、札幌市生まれ。専門紙記者、週刊誌記者を経て、1988年にプレジデント社に入社。ビジネス雑誌「プレジデント」の編集長や出版部長などを務め、2002年3月に退職。退社後すぐ、妻と息子の家族3人で都心から栃木県馬頭町へ移住し、田舎での暮らしをスタートさせた。現在は、家の畑を耕しながら、経営者やビジネスノウハウをテーマに、フリーで雑誌や単行本の執筆、編集の仕事を続けている。著書に「馬頭のカバちゃん」(日経BP社/1575円)、「会社を辞めて田舎へGO!」(飛鳥新社/1575円)。

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