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古墳のある田舎町

2007年6月21日

私が暮らす栃木県那珂川町は、県内においても最も財政が逼迫している町である。昨年度予算では、地方交付税依存率が40.6%にも達し、これは県内の市町村で最も高い数字となっている。

「明日は夕張」という状態は笑い話では済まない。

もちろん、町は行財政改革を進める計画を立て、5年間で26億円の経費削減を行うとしている。しかし、年間予算75億円の4割を地方交付税でまかなっている状況を考えれば、この程度の計画では不十分なことは明らかだろう。

町中を流れる武茂川。かつては砂金の産出で有名だった。アユ釣りの姿が見える

新しい仕事を創る

不思議なのは、町民も町役場の職員も、さらには町会議員までも危機感が薄いことだ。さすがに「どうにかなる」と思っている人は少ないだろうが、「どうにかする」という人も少ない。

当事者である町行政の関係者も、のんびりとしたものである。隣町と合併したことで、町役場には人が増えた感じがする。合併したからと言って、同じ部署の人員を簡単に減らせないことは分かる。

しかし、それにしても昨日まで3人だった部署が、仕事も変わらないのに人員だけ4人に増えたりしているのだ。公務員はクビにできないのであれば、新しい仕事を創っては如何だろうか。

地元紙の下野新聞に「国の地方支援プロジェクトで、県内の21市町村が独自の振興策を応募」という記事が出ていた。国が地方自治体の独自振興策を支援する「頑張る地方応援プロジェクト」に、21の市町村が応募したという内容だ。

その21市町村の中に、わが那珂川町の名前はなかった。

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