宇都宮大学に、佐々木和也さんという先生がいる。2年ほど前に知り合ったのだが、最近まで農学部の先生だとばかり思っていた。なにせ、天然染め、なかでも藍染めの専門家である。大学でも、自分で染めた作務衣を着て、授業をしている。
屋根の茅おろし
会う時はいつも、爪の間を藍で真っ黒にしていた。自分で、藍そのものも栽培している。藍の畑の草取りにしばしば誘われるが、辛そうなので遠慮していた。本当は、教育学部の助教授らしい。
その佐々木先生が、古民家を買い取って、再生を始めた。知り合いに呼びかけて、ワークショップ形式で古民家再生プロジェクトに乗り出したのである。

まだトタンが乗った状態の屋根。この下に茅葺きがある
5月の連休に、屋根の茅(かや)おろしをするというので、役に立ったかどうか怪しいが、一応手伝いに行ってきた。
わが家から車で30分。その古民家は里山の風景に包まれて、骨組みを露にしていた。トタンで覆われていた屋根を外し、古くから積まれていた茅を外す作業は、職人さんたちの手によって前日に終わっていた。

茅を下ろしている職人さん




