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ユズのバカヤロー16年

2006年11月30日

「モモ・クリ3年、カキ8年、ユズのバカヤロー16年」と地元では言う。ユズの実が成るまで16年かかるという意味だが、そのユズが今年わが家の周りでは豊作である。

今年、わが家の周りのユズは大豊作

今年は当たり年

昨年は不作だったので、1年おきに実りの波があるのだろうか。馬頭に移住してきて5年、思い返せば確かに豊作と不作を繰り返しているようだ。

今年は「当り年」らしく、わが家の東側の土手に立ち並んでいる大きなユズの木3本には、黄色の実がたくさん実っている。もちろん、わが家のものではないが、持ち主さんから「端の1本は、好きにとってもいいから」と言われているので、勝手に頂戴している。

薄く皮を切って、ハクサイの漬物に入れてもいいし、鍋物に落としてもいい。柑橘系の甘酸っぱい香りが立ち上がってきて、一味違った料理になる。わが家では、細く切って、味噌汁やうどんにも入れるから、ユズで季節が感じられる。

シシユズと呼ばれる巨大なユズもある

もっとも、地元の人たちは、夏過ぎのまだ緑で小さく固い実のうちに摘んで使う。「おろし金ですりおろして、入れるといんだわ。この方が香りが強いでしょ」という具合だ。緑の実のまま冷凍庫に入れて凍らせ、必要な時にそのまま少しずつすりおろして使う。確かに、この方が濃厚な香りがする。

都会のスーパーなど売られている、きれいな黄色い大きなユズもいいかも知れないが、天然物の表面はあんなにツルツルにはできない。ゴツゴツしている上に、黒い点々なども付いている。

最近ついに霜が降りるようになったので、遠からずユズも霜にやられてブワブワになるだろう。大きくブワブワになったユズは、わが家ではお風呂に浮かべるくらいにしか使わない。贅沢と言えば贅沢だが、田舎暮らしの特権である。

それにしても、霜が降りる直前になると、周りが忙しくなる。どうやって、霜が降りるのが分かるのだろう。天気予報はあるが、わが家のあるような谷間は、町単位くらいの予報では使い物にならない。経験則によっているのだろうが、明日、明後日あたりに霜が降りるとなると、近所のジイさまバアさまがワサワサと動き出す。

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