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1年半ぶりの町民説明会

2006年9月28日

去る9月21日、那珂川町では全町民を対象にした産廃処分場に関する町民説明会が開かれた。全町民を対象にした説明会は、昨年4月に福田富一栃木県知事が来て、意見交換を行って以来、1年半ぶりのことである。

町民説明会で、処分場のシステムについての説明が行われた

町外の人は参加できず

この1年半の間、馬頭の合併相手である旧小川町の住民だけとか、処分場に隣接する小口地区の住民だけとか、同じく和見地区の住民だけといった説明会は開かれたが、他の地域に住んでいる者は同じ那珂川町の町民でも説明会に入れない。

私などは、旧馬頭町の矢又という地区に住んでいるので、どの説明会にも入れてもらえない。一度、強引に入ろうとしたが、すったもんだの末に、追い出されてしまった。

今回の町民説明会だって、町外の人は栃木県民であっても、別室でモニターを見させられるハメとなった。処分場予定地の備中沢(びっちゅうざわ)で反対派住民が行った住民アセスメントの調査メンバーとして加わっていた植物の専門家も、栃木県民であり会場に空席があるにもかかわらずモニター室に入れられ、「訳が分からん」と怒っていた。

事業アセスメントで、100種類以上もの貴重種が確認された備中沢

今回の町民説明会のテーマが、処分場の基本設計(案)と事業アセスメントの評価(案)についてだっただけに、その植物の専門家の怒りは収まらなかったことだろう。

県民の税金を使って行う公共事業の説明会に、県民を入れない。こうした行政がまかり通っていいのだろうか。この件は、再三抗議してきたが、県は改める様子はない。

さらに、町民説明会が行われる馬頭総合福祉センターは高齢の入居者がいることを理由に、午後9時になると説明会が強引に打ち切られる。しかも、「発言は手短に」と遮られ、再質問さえ許されない。これでは、質疑応答さえ満足にできない。会場から「アリバイづくりだろうよ」という声が漏れていた。

これも毎度のことで、別の会場でやることや十分な時間が取れるよう再三申し入れているが、改善されていない。

県は「必要ならば、誰とでも、いつでも説明会を行う」と言っているが、反対派住民だけの説明会をやって、他の町民には反対派の意見や質問を聞かせないようにしているのではないかと勘ぐりたくなる。だいいち、説明して理解を得なければならないのは県の側である。それが「要望があれば、説明会を開いてやる」と言わんばかりの態度は如何なものだろう。

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