今年、初夏から盛夏にかけて、うちの自家菜園は散々であった。馬頭に移住してから5回目の夏を迎えたが、畑の出来としては今回が最低だった。

わが家の畑は、雑草に囲まれている
なぜ畑の出来が年々悪くなるのか
キュウリは例年の2〜3割、ナスやピーマンは今ごろになってようやく実り始めたという具合だ。ミニトマトなどは、わさわさと枝は伸びたものの、結局、実は成らなかった。
初夏の長雨、日照不足がたたった上に、急に猛烈な暑さとなって、野菜たちもバテてしまったようだ。近所のバアさまたちも「今年はダメだぁー」と嘆いていたし、日本国中で野菜が高騰したようだから、私の腕前のせいだけではなかろうと僅かに慰めている。
しかし、それにしても畑の出来が悪すぎる。正直に言えば、年々悪くなっているような気がする。このところ忙しくなって、畑の面倒見が悪くなっていることを差し引いても、あまり芳しい傾向ではない。
肝心の土が、良くなっていないのだ。最初、あまり見られなかったミミズや蜘蛛が、今ではウジャウジヤと言っていいくらい畑に戻ってきてくれた。これは有り難いことだ。でも、土は固いままで、フカフカしてくる様子はない。
一体、どうしたことか。そんな話を、知り合いのイチゴ農家のオジさんに愚痴った。そのオジさんは私より5歳ほど年上で、キュウリ、トマトの栽培を長く手がけ、数年前からイチゴに切り換えた。ベテランの百姓である。腕の太さなど、私の1・5倍はある。酔っ払って、腕相撲を挑んだが、すぐに反省した。たぶん、一生かかっても勝てない。

左:結局、ミニトマトは、実をつけなかった
右:夏場に種蒔きをしたキャべツ。今年は上手く巻くか
そのオジさんに言われた。
「畑の土ちゅうのは、いったん肥料を溜めて、徐々に野菜たちに吸収させないといけないんだよな。樺島さん、いくら鶏糞をたくさん入れてもダメなんだわ。化学肥料も一緒だけど、土が栄養分をとどめておいて、必要に応じて作物が取り込んでいくのが、いいんだわ」




