このページの本文へ
ここから本文です

おいしい水はどこにある

2006年6月15日

都会から馬頭に遊びに来る知人たちは、よく「空気がうまい」とか「水がおいしい」とか口にする。

確かに、私も東京に行くとよどんだ空気のなかで深呼吸するのをためらう。息子などは、はっきりと「東京の空気はくさいよ。気持ち悪い」と言って、行きたがらない。

家内がショックを受けたこと

鷲子山上神社の本殿脇には、ご神木の千年杉が

きれいな空気と水を享受できるのは、田舎に住む者の特権である。馬頭に家を建てるに当たって、家内は大工の棟梁に、こう尋ねた。

「ところで、浄水器はどうするのかしら?」

棟梁は怪訝な顔をして、「このあたりで、浄水器を使っているような家はねえなあ」と答えていた。

わが家の周辺には、矢又川というヤマメの棲む清流や板倉沢という小さな流れがある。水道が引かれたのは昭和64年のことで、それまではこうした河川や井戸を使っていた。

家内と同年輩のお嫁さんたちは、自分の子供のオムツを川で洗っていたという。70~80メートル離れた川まで、汚れたオムツをバケツに入れて運び、そこで洗って帰ってくる。

「行きは、まだいいのさ。そんなに重くないから。帰りは、グッョリと濡れたオムツが重くてねえ。冬場なんか、手首までビッシリとアカギレができたものだったわよ」

自分より若いお母さんにそう言われて、家内はショックを受けたようだった。

今は水道があるので、川でオムツを洗うようなことはない。それでも、沢水や井戸水を使っている家は結構多い。

「水道水はまずくて。とても飲めねえから、まあ、洗濯か風呂に使うくらいだな」ということらしい。

next: その水道水だって…

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る