私の住む那珂川町に、栃木県営の産廃最終処分場の計画があることは度々触れてきたとおりだ。建設予定地は、町の中心部から2キロも離れていない備中沢(びっちゅうざわ)という切り立った崖に挟まれた川筋である。

産廃の搬入路に計画されている道路。地権者は猛反発している
環境調査に異議申す
備中沢は、県立の自然公園の中にある上、町営水道水源の上流に位置しており、なぜこんな場所を処分場の予定地に選んだのか理解に苦しむ。
昨年1月、処分場建設に反対する住民は、連名で予定地の中心部分に7500平方メートル(約2300坪)の土地を購入した。この土地がある限り、そう簡単に処分場はできない。最後は、土地収用法との闘いになるだろうが、その前にいくつも抵抗手段が残されている。
つい先日も、県の職員が「地籍調査のための測量のお願い」で説明したいと言ってきたので、会って話を聞いた。県の担当の職員が2名、町の担当の職員が1名の計3名が相手だった。
最初に、「処分場の事業区域図」というのが手渡され、「このように事業区域が決まりました」と説明された。しかし、A4判のボケたカラーコピーの大雑把な地図に、施設ゾーン、里山保全ゾーン、水辺空間ゾーンなどが、これまた境界不鮮明に色分けされているだけだ。
不親切なこと極まりない。「沢を移動させる」という大きな自然破壊をしようとしているのに、現在の沢筋さえ明確に示されていない。
備中沢に何十回も立ち入っている私でさえ、どこがどうなるのか分からないのだ。一般の住民が見たら、もっと分からないだろう。




