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季節はずれのサンタクロース

2006年3月2日

珍しく家内が「面白いサンタクロースの場所があるから、ぜひ一度行こうよ」と、うるさく言い立てていた。昨年のクリスマスあたりからのことだったが、忙しさにかまけて放っておいた。

世界中のサンタクロースグッズがいっぱいあるんだとか、クリスマスイルミネーションが素敵だとか言われても、何のことやらよく分からない。家内は、自分の気に入った部分だけ説明しようとするので、こちらは何の場所なのかもチンプンカンプンのままなのである。

サンタヒルズのさんたさん

そこが、「サンタヒルズ」という、サンタクロースをモチーフにしたオートキャンプ場であることは、ごく最近知った。なんでも、東京から移住してきた家族が経営しているとかで、季節はずれではあったが、早速うかがうことにした。

さんたさんと奥さん。いつも楽しげだ

サンタヒルズは、わが家と同じ那珂川町にある。もっとも、合併前は、あちらは小川町で、こちらは馬頭町だった。那珂川町でも端と端という感じで、車でも2〜30分はかかる。

ある雨の降る日曜日の午後、雑木林のなかにあるサンタヒルズを訪れた。冬枯れの風景の中に、9棟の個性的なロッジと100以上のキャンプサイトがあった。他にも、サンタグッズのショップやカフェ、アスレチックなども揃っている。春から夏にかけては、緑の森に埋もれるような具合になるのだろう。

ご主人の中村さんたさんは、昭和23年生まれの団塊世代。「さんた」という名前は、どうやら芸名というか仕事ネームらしい。きれいな白髪を長く伸ばし、あごひげも真っ白だから、まるでサンタクロースのようだ。

東京にいる時には、新宿の超高層ビルに本社がある大手住宅メーカーの営業マンだった。本人の弁によれば「そこをリストラされて」、今の土地に移ってきたのが14年前のこと。それから、手作りで1棟ずつロッジを建てていったという。だから、営業を始めるまで準備に1年以上かかっている。しかし、その分、それぞれのロッジは個性的だ。

next:「サンタクロースの家」というロッジには…

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