宇都宮で、栃木県のゴミ問題に取り組んでいる人たちから、「味噌づくりをするから来ないか」と誘われた。日頃から相談にのってもらっている弁護士さんも来るというので、馬頭の産廃処分場反対運動についてアドバイスももらおうと、虫のいい魂胆で出かけた。
腰の力で杵を押す
馬頭から南に向かって車で4〜50分ほどの市貝町にある大きな農家の庭先で、味噌づくりは始まっていた。「立派な長屋門があるから、すぐ分かる」と言われたとおりだった。長屋門は、その名のとおり門の両脇に長屋が付いている。まるで、江戸時代の武家屋敷のようだ。

15キロの大豆を煮る大鍋
庭に置かれた臼には、煮た大豆があけられ、杵ですり潰しの作業の真っ最中だった。薄茶色の大豆は、水分を含んでパンパンに膨れ上がっている。親指と小指で挟んで潰せるくらいの柔らかさがいいそうで、そうなるまで半日ほど煮込んだという。すでに庭の端では、第2回目用に大豆が大鍋で煮られている。
杵で押して大豆を潰していく。私も手伝わせてもらったが、腕力でこねようと思ったら、10分ももたない。腰の力で杵を押す要領だ。とは言え、周りから見れば「腰が入ってねえなあ」という具合だったろう。




