今年10月1日に栃木県の馬頭町と小川町が合併してできた那珂川町の町長選挙が、11月6日に実施された。人口2万1000人、有権者1万7000人の選挙である。
この町長選には、産廃処分場建設反対を唱える奥村昌也氏、45歳の若さをアピールする前田正利氏、前馬頭町長で実績を訴える川崎和郎氏の3人が立候補した。

立会い演説は1日15回にも及んだ
処分場建設推進派の圧勝
告示は投票日の5日前だが、3人とも1カ月前から選挙事務所を設けて活動を開始し、激しい選挙戦となった。前田氏などは、旧馬頭町と旧小川町の両方に事務所を置く力の入れようだった。
結果は、処分場反対の奥村氏が2393票、若さの前田氏が3810票、前町長の川崎氏が6282票を獲得し、川崎氏が那珂川町の初代町長に当選した。
私は産廃処分場建設反対の立場から、奥村氏を応援していたが、町長選としては完敗だった。川崎氏は処分場建設推進派であり、前田氏は建設容認派である。
どうして、このようなことになったのだろう。投票日だった6日のその夜、奥村氏の選挙事務所に集まっていた支援者たちは、開票結果を聞いて、みんな沈うつな表情を浮かべていた。精力的に選挙活動をしてきた人ほど、落胆の色が濃い。山のように差し入れられたリポビタンDに手を伸ばす者もいない。

開票結果を待つ支援者。民主党の谷博之参議院議員(左から2人目)の姿も




