朝夕がめっきり涼しくなった。涼しいと言うよりも、既に肌寒い。少し前から、道端にはコスモスが咲き始め、風にあおられた若い柿や栗の実が落ちていた。季節の変わり目を否応なく実感させられる日々だ。この時期になると、昼間はかなり気温が上がっても、夏ほどの暑さは感じなくなり、むしろ爽やかな気分になる。
遊びたい盛りのロッキー
人間にも分かるくらいだから、動植物はもっと敏感に反応している。まず、雑草の勢いが目に見えて衰えてくる。夏の間、日ごとにズンズンと育っていた雑草は、このところ成長が止まったかのようだ。ふと気が付くと、葉はしぼみ、緑の色も褪せてきて、種を実らせている。なにやら、来年へ捲土重来を期しているようにも見える。
暑さに弱い愛犬のロッキーも、すっかり元気を取り戻した。それらしくは見えないが、一応コーギーの雄の3歳犬なので、エネルギーが有り余っている時期なのだ。毎夕の散歩くらいでは物足りず、私たち家族だけでなく人と見れば「遊んでくれ」と駄々をこねてくる。もちろん番犬としては役に立たない。

ロッキーが大好きな玩具投げ遊び。短い足で必死に走る。
普段は8メートルほどのロープにつないであるが、ちょっと目が合うと骨型のビニール玩具(がんぐ)をくわえて走り寄ってくる。それを投げてやると猛烈な勢いで追いかけていき、再びくわえて戻ってくる。それを何回も繰り返す。いい加減こちらは飽きるのだが、ロッキーはハアハアと大きな息をしながらも「いいから投げてくれ」と訴えてくる。
ときどき遠くに投げすぎて、ロープが足らずにもんどりうって転がっている。よく首の骨が折れないものだと感心していると、「今のは危ないだろ。勘弁してくれよ」と見つめ返してきた。
夜は夜で、田んぼに実った稲を狙うイノシシやハクビシンの気配を感じて、ギャンギャン吠えまくることが多くなった。野犬や猫も出没しているようで、一晩中狂ったように吠えている。近所迷惑ではないかと、気がきではない。ロッキーは以前、猫とセンベイを争った際、顔面に猫パンチを受け、出血の憂き目を見てから、猫に異常な闘争心を持つようになってしまっている。




