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クラシックカメラ 第3回 ニコン、ローライ、ハッセル 古くて新しい旅の始まり
レモン社 佐久間俊夫氏
2007年8月23日

(取材・文=有賀祐子 写真=村田和聡)

 第1回はクラシックカメラの魅力、クラシックカメラの代表機種ライカM3型、M4型について、第2回は初心者向け、上級者向けのライカ機種について話を聞いてきた。最終回となる今回は、ライカ以外の人気ブランド、ニコン、ローライ、ハッセルブラッドのクラシックカメラをご紹介する。

<クラシックカメラ 第1回第2回はこちら>

ニコン

ニコンは、以前は日本光学工業という名前で、第2次世界大戦の頃は軍需関係の光学機器を生産しており、戦後35ミリカメラの開発製造に着手するようになりました。その名が一躍世界に知れわたったのは、朝鮮戦争で米国ライフ誌のカメラマン D・Dダンカン氏がニコンのレンズの良さを認め、ニューヨークタイムズがドイツ製より素晴らしいレンズがあるという記事を掲載してからです。ダンカン氏以後、ニコンのカメラを使うライフ誌のカメラマンが徐々に増え、広まっていきました。

「ニコンSP 復刻版」
日本製レンジファインダーカメラの最高峰

ニコンSP復刻版は、ニコンのレンジファインダーカメラの最高峰と言われていたニコンSPを2500台限定で生産したものです。軍需関係の機器を製造していたニコンのカメラだけあり、その作りは非常に頑丈です。ライカとは違う信頼性があり、このカメラを使っている報道カメラマンが多数いました。

合計計6種類のレンズを使用でき、ファインダー内にはすべてのレンズのフレームが表示されています(28ミリと35ミリは内蔵の広角ファインダー使用)。50ミリと85ミリは薄いピンク、105ミリは黄色、135ミリは赤と、カラフルなファインダーは、のぞくだけで楽しめます。フレームの切り替えは、ライカと違い、手動で行わなければなりませんが、素早いフィルムの巻き戻しができるクランクなど、ライカM3とは違う使いやすさがあります。

ニコンのレンズは、非常に硬質な写りが特徴です。昔は、女性を撮るならやわらかい写りのツァイスのレンズ、男性を撮るなら硬質な写りのニコンのレンズがいい、などと言われていました。最近は、お互いの製品の特徴が近づいてきている傾向があるように思います。いろいろなレンズを使って、ぜひ、ご自分が気に入るレンズを見つけてみてください。

ちなみに、ライカM型用レンズとニコンSP用のレンズには互換性はありませんので、これから買う方は気をつけてください。

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