沈胴式レンズの脱着は、ネジ式ですので、レンズを回すと外れます。ピントを合わせる時にネジがゆるんで落ちることもありますから、しっかりしめてください。レンズを引っ込めたままで写真のピントを合わせることができますが、必ずレンズを引き出して、引っ込まないことを確認してから撮影しましょう。
フィルムの入れ方は、フィルムの先端を切って入れる方法、もしくはテレフォンカードや名刺を先に差し込んでからフィルムを装填する方法があります。後者の場合、フィルムをカットせずにすみますが、装填時にフィルムが切れて、カメラの内部に入り込んでしまうといったトラブルもあります。やはり、フィルムの先端を切る、というバルナック型ライカならではの楽しみを味わってはいかがでしょうか。
中古カメラの状態の見方についてですが、スローシャッターを切ってみてください。たとえば1秒に設定してシャッターを切ったとき、短い時間で切れたり、ジーという音が途切れ途切れになるようであれば、修理の必要があります。ほかにもチェックをする場所はありますので、お店の方に、相談してみてください。
次回は、ライカ以外のブランドについてお話しましょう。
※バルナック型 ライカを開発したオスカー・バルナックの名を冠した、エルンスト・ライツ社製カメラのシリーズ名。1954年に発表されたM3以降はM型シリーズとなった。

佐久間 俊夫(さくま・としお)
1960年生まれ。写真関係の学校を卒業後、メーカー勤務を経てレモン社へ。以来、約10年間カメラ販売に携わっている。
レモン社 http://www.lemonsha.com/





